一人暮らしの家賃目安はいくら?生活費から見た目安!
総務省が2023年7~9月期に調査した「家計調査」によると、一人暮らしは16万円程度の生活費があれば可能です。ただし、地域によって物価が違うため、住む場所によって最低限の必要生活費は変わってきます。
総務省のデータから見た関西エリアの「年間生活費の平均額」はつぎのとおりです。
生活費総計:月額 16.1万円/年額 194.1万円
食料:月額 4.7万円/年額 56.5万円
住居:月額 1.9万円/年額 23.8万円
光熱・水道:月額 0.9万円/年額 11.0万円
家具・家事用品:月額 0.4万円/年額 5.9万円
被服及び履物:月額 0.3万円/年額 4.4万円
保健医療:月額 0.7万円/年額 8.8万円
交通・通信:月額 2.2万円/年額 27.5万円
教育:月額 0円/年額 0円
教養娯楽:月額 2.0万円/年額 24.4万円
その他消費支出:月額 2.6万円/年額 31.4万円
総務省の「家計調査」にある一人暮らしの平均生活費を見ると、住居費用が非常に安くなっています。これは「住居」の積算額に寮や持ち家が含まれているためで、実際の家賃額はもっと高額になります。
一人暮らしでは生活費を圧迫しないためにも、家賃の上限を収入の3分の1程度にするのが理想的。収入源がひとつ(勤労者が1人)しかないので、生活費の他も貯金や趣味・交際費なども考慮しつつ、安定して支払える額として上記の考え方が一般的になっています。
総務省の家計調査報告家計収支編によると、家賃以外にかかる費用は月額93,535円(娯楽費や仕送り等の支出は除く)。手取り16万円から引くと、約6.6万円を家賃に充てることは十分に可能です。
ただ、この金額では急な出費に対応できないため、手取り額が低いうちは4分の1程度の家賃に抑えるのをおすすめします。食費や光熱費などは物価高騰の影響を受けやすい費目なので、ある程度のゆとりがあれば安心材料となるでしょう
ライフステージの変化で支出額は大きく変わるものです。先を見据えた生活を心がけ、生活スタイルに合った居心地のよい物件を見つけましょう!