賃貸物件の鉄骨鉄筋コンクリート造とは？メリットや違いなどを解説

賃貸物件を探しているとき、鉄骨鉄筋コンクリート造の物件を目にするケースがあります。
なんとなく建物のイメージは湧くのですが、ほかの造り、とくに鉄筋コンクリート造との違いについてはよくわからない方が多いでしょう。
ではその鉄骨鉄筋コンクリート造とはどんなものなのか、またメリットや鉄筋コンクリート造との違いについても解説していきます。

賃貸物件で見かける鉄骨鉄筋コンクリート造とは

鉄骨鉄筋コンクリート造とは、鉄骨と鉄筋コンクリートの組み合わせで建てられている建築物を言い、 略してSRC造とも呼ばれています。
この工法は鉄骨を支柱として、その周囲に組んだ鉄筋の枠にコンクリートを流し込んだ構造で、その両者が持つしなやかさと耐久性を併せ持った頑丈さが特長です。
その頑丈さゆえに、10階建て以上の高層マンションなど大規模の建築物に良く使われています。

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鉄骨鉄筋コンクリート造の賃貸物件でのメリットとデメリット

メリットとしてまず挙げられるのが、高い防音性で、上下階や隣の部屋の生活音や話し声はほぼ聞こえないほどのレベルです。
次に気密性の高さがあり、空気が逃げにくい造りのため、木造住宅に比べ冷暖房効率が高く、電力の使用量が抑えられます。
また鉄骨と鉄筋の組み合わせは横揺れに強く、コンクリートは縦方向の負荷に強いため耐震性が高くなっています。
ほかにもコンクリートは不燃性の素材として耐火性に優れ、万が一の火災の際も温度上昇による強度は変わらず、倒壊や全焼の恐れもほぼありません。
逆にデメリットとしては賃貸物件での物件数が少ないため、理想の物件を探すのは難しいと言えます。
ほかにも建築コストが高く、それにより賃貸物件では家賃も高くなる傾向にあり、収入に余裕がある方に向いている物件でしょう。

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鉄骨鉄筋コンクリート造と鉄筋コンクリート造との違い

SRC造に対し鉄筋コンクリート造は略してRC造と呼ばれますが、この両者の違いは使う建材と建てる工法にあります。
まずSRC造は組んだ鉄骨の周りに鉄筋を巡らせ、そこにコンクリートを打ち込んだ工法で、言うなればRC造の中心部に鉄骨が入っているものです。
次にRC造は鉄筋にコンクリートを流し込んで固めたものを柱や壁に使っています。

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まとめ

鉄骨鉄筋コンクリート造とは鉄骨と鉄筋コンクリートで建てられるもので、大規模の建築物でよく見られます。
メリットは耐震性や防音性の高さにあり、デメリットは家賃が高い点が挙げられます。
鉄筋コンクリート造との違いは建材と工法にあり、SRC造のほうが頑丈なのが特長です。
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